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04/10

おでかけモニターレポート~秋月城下町(朝倉市/福岡県)

ご家族のお出かけに、モニターとして実際にイタリア製折りたたみ電動カート DiBlasi R30を使っていただきました。

今回、おでかけモニターをしていただくのは、福岡市南区にお住まいの寺井喜美子(仮)さん(90)。

鹿児島に単身赴任中の息子さんからのご応募で、帰省のタイミングにあわせ、ご先祖様にゆかりの秋月へのお出かけに、R30を試しにお使いいただきました。

出発に先立ち、ご自宅前で練習です。

息子さんに「緑ボタン」を押し続けての展開から、「黄色ボタン」での電源オン、スロットルレバーをゆっくり押し回しての発進、「赤の緊急停止ボタン」を説明し、喜美子さんにも実際に練習してもらいました。

「自動車の免許も取ったことがなく、自転車さえ乗ったことがないから、わたしにできるかしら?」と、不安そうでしたが、実際に試していただくと、すぐに運転できるようになりました。ただし、止まるときに、急に手を離してしまうので、「ゆっくりスロットルレバーを戻すことに慣れたほうがいいね。」とおっしゃっていました。ちょうど、ご近所の方が居られ興味深げに見てあったので「イタリア製の電動カートの試運転をやってるんですよ!」と説明すると、ご近所様も「いいねえ」と感心されていました。

さて、R30の運転にも少しなれたところで出発です。

息子さんがR30を車に積み込みます。ボタンひとつでコンパクトに折りたため、重量も26kgなので車への積み込みも簡単です。

福岡から秋月までは高速道路で1時間程度。これまでに何度も行ったことはありましたが、桜の季節に行くのは初めてです。

喜美子さんは、普段のお買い物はご自身で歩いてスーパーへ出向き、帰りは荷物があるからバスに乗っているそうです。歩くことは苦では無いけれど、長時間歩くと、やはり疲れは出やすいとのこと。

今日は、R30があるので楽々です。

駐車場前の道は車の通行も多いので、ゆっくり慎重に進みます。

桜並木のある「杉の馬場」までは、車や人の往来が少ないルートを選びます。田んぼの中に民家が点在する道は、のどかな雰囲気です。民家を改造したおしゃれなカフェも新しくできていました。

天気もよく、青い空と黄色の菜の花のコントラストもきれいです。

「これ、乗り心地もいいわね」のどかな田舎の景色を楽しみながら、スイスイ進めるのはとても快適です。

桜の名所「杉の馬場」に到着。500m程の桜並木の通りには、お店や博物館、中学校が建ち並び、満開の花が桜のトンネルを作っています。

「桜が綺麗ねぇ、秋月には何十年と来ているけど、こんな景色ははじめて!」と感激されていました。

お昼時になったので、黒門茶屋でお土産選びと昼食です。

露天のおじさんが興味を持って話しかけてきました。「それ、かっこいいですね!」

「今、試運転しているんです。車の運転も自転車にも乗ったことが無い私でも乗れるんですよ!」とうれしそうに答える喜美子さん、とても楽しそうです。

人の多いところでは、スロットルレバーを少し戻して、ゆっくり進みます。

スロットルの微調整は、まだ慣れていないご様子で「もっと練習しないとね」とおっしゃっていました。

一昨年、平成29年10月に開館した「秋月博物館」には秋月の歴史やゆかりの美術品が展示されています。

店内へは歩いて入るので、R30は折りたたんで店先に置いておきます。

ボタンひとつで折りたためるので、こんなときも便利です。

「具入りそば」を注文しました。店内から外を見ていると、時折R30を興味深げに眺めている方がいらっしゃいました。

「何十年も毎年秋月には来ているけど、春に来たのははじめて。秋は人も居なくて閑散としてるけど、今日はすごい賑わい。桜が本当に綺麗だった。これからは春にも来ようかな。今日は(R30に乗って)本当に楽だった。今日は連れて来てくれてありがとね。」と息子さんに感謝されていました。

息子さんも「喜んでくれてよかったよ。」と親孝行ができて満足そうでした。

「杉の馬場」の桜のトンネルは、大勢の観光客で賑わっていました。

行き交う観光客もR30に関心があるようです。

「それいいですね」と声をかけられ、喜美子さんは「今、試運転しているんです。自転車にも乗ったことが無いのに、今日はじめて乗っているんです。」と笑顔で応えて、ちょっと得意そうでした。

野鳥川に懸かる野鳥橋のたもとには、桜吹雪の花びらが敷き詰められていました。

喜美子さんはR30の運転にも慣れて、行きたいところへ自由に行けます。

また、息子さんを待たせることも無く、おしゃべりしながらの散策を楽しまれていました。

「機械は苦手な母が、喜んで使ってくれたことがよかった。疲れないので、ずっと一緒に行動できたことは、私にもうれしいことですね。操作も簡単に覚えられ、乗っていることを楽しんでいました。」とは、息子さんの感想。

ご自宅へ戻ってきて、玄関先で記念撮影。息子さんは顔出しをご遠慮されました。

「今日は本当に楽しかった。ありがとうございました。これに乗ると本当に楽でした、まだ十分歩けるけど、使ってみて、これがあるといいなと思いました。使ってもらえれば、良さがわかって、きっとたくさん売れると思いますよ。」

喜美子さん、今日は息子さんとの楽しいお出かけができてよかったですね。喜美子さん、息子さん、おでかけモニターへのご協力ありがとうございました。

04/05

■おでかけリポート~能古島

フェリーに乗って15分ほどで緑あふれる能古島にアクセスできます

R30でフェリーに乗って能古島(のこのしま)へ行ってきました。

ここは、博多湾に浮かぶ周囲12km人口約700人の島で、万葉集にも歌われています。近代では作家壇一雄が晩年を過ごしたことや、井上陽水さんの「能古島の片思い」も知られています。休日には「アイランドパーク」を訪れる行楽客で賑わっています。

車で姪浜渡船場へ。となりの立体駐車場からのアクセスは、大きな段差もなく、スロープもあり問題なし。

フェリーのチケットは片道230円、R30は折りたたんだ状態なら無料、乗用する場合は自転車料金120円が別途必要とのことでした。

市営渡船「ふらわーのこ」は向きを変えずに車での乗り降りができるように、船の前後に折りたたみ式の巨大なスロープが付いたフェリーです。

乗船したら、邪魔にならない位置にR30を置いて海の景色を楽しみました。

10分ほどでのこの島に到着。車の下船に続いて上陸します。

スロープがあり、大きな段差もなく、折りたたんだR30を引手の移動もスムーズでした。

この日の目的は「のこのしまアイランドパーク」の取材でした。電動カート活用の先進地アイランドパークについては、「インタビュー」をご覧くださいね。

取材を終えて、また渡船場へ戻ってきました。

次の船まで時間があったので、みなと近くを散策することにしました。

作家、壇一雄が流浪の人生の末に選んだ場所が、この能古島でした。それまで暮らしていたポルトガルの夕日よりも魅力があったそうですよ。

壇一雄の暮らした旧宅地脇に歌碑が建てられているとの事で、見に行くことにしました。 港を背に左へ進むと、小さな案内板もありました。

能古うどん製造所を発見!

静かな住宅地の中に「のこうどん」の製麺所を発見。だらだら坂を上ると、今は壇一雄の息子の太郎さんがお住まいだという家の奥に歌碑が見えてきました。

壇一雄の歌碑
「つくづくと櫨(はじ)の葉朱く染みゆけど下照る妹の有りと云はなく」

「つくづくと櫨(はじ)の葉朱く染みゆけど下照る妹の有りと云はなく」

妻律子の死を悼んで詠まれた句であり、出世作となった「リツ子―その愛」の表紙裏に壇自身が書いていたそうです。

ここからは、海を挟んで、すぐ目の前に福岡の町が見渡せます。

対岸の福岡市街地が見渡せる

壇一雄さんは、きっとこの風景を愛したんでしょうね。

港に戻り、渡船場横の「のこの市」をぶらぶら。島で取れた野菜が並んでいます。乗船まであまり時間がありませんでしたが、アイランドパークで取れた野菜をふんだんに使い、ここでしか食べられない「のこバーガー」を注文。それから調理するので5分ほど待ちます。渡船場には電動カートのままで入れる多目的トイレもありました。

対岸には、ドームやタワー等ももち地区の未来的な建物のシルエットが浮かんでいます。出来立ての「のこバーガー」を受け取り、急いで乗船、潮風に吹かれながらほお張りました。しっかりした肉の旨みにマヨネーズとマスタード風味がよくあって、おいしかった。

皆さんも、能古島にお出かけの際はぜひご賞味くださいね。おすすめです。

無事、姪浜の渡船場まで戻って来れました。

*電動カートでのお出かけのポイント情報

1)能古島渡船は折りたたんで乗り込めば追加料金は掛かりません

2)渡船乗り場には、電動カートのままでも入れる多目的トイレがありました。

3)姪浜~能古島フェリーは、折りたたんだR30の移動もスムーズでした。

DiBlasi R30 日本総発売元 ㈱3C

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04/04

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03/28

■お出かけレポート~海の中道海浜公園

海の中道海浜公園は、その広さが最大の特徴、野外劇場の広場。

今回のお出かけは「海の中道海浜公園」です。福岡市内陸部と志賀島(しかのしま)をつなぐ陸繋部に広がる自然公園で、動物とふれあえる「動物の森」や、デイキャンプ場、楽しい遊具がそろった「子供の広場」、夏は大型レジャープール「サンシャインプール」などさまざまな施設がそろった国立公園です。

公園内の大部分には歩道が整備され、電動カートで快適に走れました。所々、木の根っこが舗装を押し上げているクリフと呼ばれる所がありましたが、職員の方が漸次整備を進めており、ほかにも段差が残る場所や、勾配が急な坂も残っていますが、これらについてもバリアフリー化が進められています。

また、ユニバーサルデザインの取り組みとして、すべての人が安心して楽しく利用できるように、木陰の創出やベンチの設置、情報提供・案内サイン等の工夫に取り組んでいるとのことでした。

クリフと呼ばれる木の根っこ

公園には15台の電動カートも配備され無料で貸出しされていますが、基本的に足の不自由な方しか利用できません。電動カートの数に限りがあり、本当に必要な方に利用していただくために、必要な区分だと思いますが、私たちが目指す「誰でもが電動カートを利用できる社会」を実現させるためには、電動カートの更なる普及に加えて、利用基準として誰でもが使えるように、電動カートを介護福祉専用の機器から、安全に楽しんで使えるレジャー機器へと、捕らえ方を変えていく働きかけが必要だと感じました。

現状、歩ける方向けには、公園内を循環する園内バスが運行されていて、1日フリーパスが500円、1乗車につき200円、どちらも3歳以上一律料金です。

子供たちが元気に飛び跳ねる「くじらぐも ふわふわポリン」

JR西戸崎線「海ノ中道海浜駅」に隣接したゲート「海の中道駅口」からあじさいの小道を抜けたところが、子供の広場です。ここには「くじらぐも ふわんポリン」という空気で膨らませたトランポリンみたいな遊具があり、子供たちが元気に飛び跳ねていました。

自然公園としても充実していてフラワームージアムというエリアにはバラ園があります。今回訪れた子供の広場のシンフォニーガーデンには、春の花が咲き誇っていました。

春の花が咲き誇るシンフォニアガーデン

園内には電動カートもまま入れる多目的トイレも多数設置されています。

園内に多数設置されている多目的トイレ

あまりにも広すぎて、全部は回れませんでしたが、ほかにもイルカショーで人気の「マリーンワールド」も隣接していました。こちらは、また機会を改めてお出かけしてみたいですね。

イルカショーで人気の「マリンワールド」も隣接しています

03/27

インタビュー~世代を超えて楽しんでいただくために~

動カート活用の先進地、のこのしまアイランドパークの挑戦

博多湾に浮かぶ、周囲12kmの島「能古島(のこのしま)」は、万葉集にも詠われ、作家壇一雄が晩年終の棲家を構えたことでも知られています。

能古島から博多湾越しに望む
ももち浜の建物の近未来的なシルエット

福岡市の郊外、姪浜の渡船場からフェリーに乗りわずか15分で、海と山に囲まれた緑豊かな島にたどり着けます。島から対岸に臨むももち浜の近未来的な建物のシルエットとは対照的ですね。

渡船場からアイランドパークまでは西鉄バスが運行されており、山道を抜け約13分で高台のアイランドパーク前へ到着です。

折りたたんだR30をバス車内へ。
コンパクトだから車内に置いても邪魔になりません。

開園50周年を迎える自然公園「のこのしまアイランドパーク」

初夏にはつつじが咲き誇る
アイランドパークは都会人を癒す自然公園です

能古島を代表する観光地「のこのしまアイランドパーク」は、創業者、久保田耕作氏の「都会の疲れた人を、豊かな自然の景観で癒したい」との熱い信念の元、昭和44年(1969年)に開園し、今年で開園50年を迎えます。

パーク入り口では、灯台キャンプ村の造成に大活躍したオート3輪が出迎えてくれます。

ここは、博多湾を背景にした緑豊かな丘陵に、1年を通してさまざまな花を楽しめるお花畑が整備された「自然公園」です。小さなお子様連れからおじいちゃん、おばあちゃんをはじめ、最近では海外のお客様にも愛される、人気のスポットになっています。

パーク入り口で、待っていただいていた久保田晋平氏は、創業者の息子さん。スタッフジャンパーを着て優しい目をした、気さくな感じの社長さんです。本日は久保田社長に多数の電動カートを導入されたいきさつや、お客様からの評判などをお訊ねします。 場所を移して、パークで一番大きなお花畑横のレストランで久保田社長のお話を伺いました。

「世代を超えてパークを楽しんでもらいたい」
と語る久保田晋平社長

ある時、パーク入り口でおばあさんが「私はここで待っとうけん、行ってきんしゃい」と子供連れの家族を見送っている場面に出くわしました。「3世代・4世代と、世代を超えて家族一緒にアイランドパークを楽しんでもらいたい」との思いから、何とかしようと思いました。偶々デモ機を安く譲ってもらえることになり、トヨタ製の3台の電動カートをはじめて導入しました。1998年ごろでしたね。翌年ディスカウントストアの閉店セールで安く販売されている電動カートを2台購入しましたが、思いのほか早く壊れました。それ以降は信頼できるメーカーのものを揃えて買うようにしています。部材や部品が壊れたときに、使い回すことができるからです。

昔懐かしい町並みの「思い出通り」

大感激してくれたおじいさん

パークに来られた老夫婦は、車いすに乗られたご主人と、支え介助されている奥様でした。奥様は体力もなく大変そうでしたので、電動カートをご案内しました。 奥様と電動カートでパークを楽しまれたおじいさんは、今までは介助されている奥様への気兼ねもあったのでしょう、「電動カートだと、こんなにも楽に自分の思い通りに動けるとは思わなかった」と大喜びされ、その後、毎週のようにパークに来られ、電動カートで散策を楽しまれていました。

大活躍している電動カート

現在では13台ほどの電動カートを導入しています。行楽シーズンのピーク時にはフル稼働しており、お客様にはご好評いただいています。最近は外国からのお客様が、面白がって乗りたいと言われますが、足の弱い方を優先し、余裕のある時だけお貸出ししています。

電動カートへの苦情はあまりないですね。バッテリー上がりなど「途中で止まる」トラブルは、たまにあります。その時はスタッフが駆けつけ、代わりのカートに乗り換えていただいています。

入り口に準備されている電動カート

電動カートの運用は、お客様からのお申し出以外にも、スタッフから足の弱そうな方へご案内することもあります。乗り方を説明すると、ご納得して乗っていただけますが、中には「私には乗れない」と遠慮される方もいらっしゃいます。そういった場合は同行の方に操作方法をご案内して乗っていただくこともあります。

料金は終日ご利用で500円です。あわせて同意書に署名いただいています。電動カート単独での保険には入っていませんが、パーク全体での損害賠償保険には加入しています。今まで、特に大きなトラブルは起きていませんね。

パークでは1年中花が咲いています

ご家族一緒に楽しんでいただくために

現在、年間で15万人のお客様にご来場いただいています。電動カートを多数用意していることは、特にアピールしていませんが「のこのしまアイランドパーク」には電動カートがある、と分ってもらえているようですね。小さなお子様連れのためにベビーカーも準備していますし、同じように電動カートも揃えています。3世代・4世代と世代を超えてご家族一緒にパーク内を回って楽しんで欲しい、その思いから電動カートの導入にも取り組んできました。これからも、お客様に楽しんでいただくために、出来ることをやって行きたいと考えています。

パーク内には多目的トイレも用意されています

インタビューを終えたあと、「車で行けば次の船に間に合うから」と、久保田社長に渡船場まで車で送っていただきました。

私たちは町のレンタサイクル店でも気軽に電動カートが利用できる未来を思い描いています

渡船場横の道の駅ならぬ「のこの市」を取材しました。レンタサイクル店に、電動カートレンタルの可能性についてヒアリングをしたところ、「一般公道での電動カートレンタルは交通事故などのリスクが大きくて、今のところ考えられない」とのご意見でした。

電動カートは法律上、歩行者扱いとなり一般公道でも使える乗り物です。社会一般での理解を進めるためにも、リスクヘッジや安全対策については、もっと研究を進めていく必要がありそうです。

久保田社長のお話を伺って、「ご家族一緒にパーク内を巡って楽しんでもらいたい」との思いが強く伝わってきました。私たちの「電動カートで家族の笑顔を広げたい」に重なる思いでもあり、これからの大きな挑戦に望む勇気を与えていただいた気がします。本当にありがとうございました。

03/22

私たちの思い~小さな凸のように

電話機の5のボタンにつけられた小さな凸、ちょっとしたことで目の見えない人にも使えるようになります

この世界をちょっとだけ良くするために。何かできることはあるでしょうか?

メーカーが小さな凸点を付ける、ちょっとした工夫を施すことで、より多くの人が使えるようにできるのです。この取り組みは1990年に「小さな凸の提案」として日本の玩具業界から始まり、世界へ広がり「共用品」(アクセシブルデザイン)と呼ばれるようになりました。

電卓や銀行のATM、電話機の5のボタンにつけられた小さな凸。これはユニバーサルデザインの原点かもしれません。ボタンの5の位置が分かれば、目の見えない人でも使えるようになります。

また、㈱花王では「目の見えない妹がシャンプーとリンスの区別が付かなくてこまっている」とのご家族からの手紙がきっかけで、研究を重ね、手の触覚でリンスと区別できるように、シャンプー容器の側面に刻みをつけた製品を開発、実用新案を申請しましたが、業界に広めるために申請取り下げをしたのも1990年代でした。

今では様々な業界にこの考え方が広まっています。

たとえば、家電製品のスイッチのON側の凸点や、牛乳パックの注ぎ口の反対側に付けられた「切り欠き」など小さな工夫が施された様々な製品が生まれています。

ご家庭の冷蔵庫の紙パック、今度、実際に確かめてみてくださいね。

私たちは、ユニバーサルツーリズムでの「小さな凸」になることを目指しています。

旅に出て、日常とは違った体験をするのはとても楽しいことですが、歩き回って疲労困憊してしまうことも良く有ります。

高齢者が旅行をあきらめる大きな理由は体力への不安

旅行に行かなかった理由を尋ねるアンケートで、「体力に自信がない」とする回答が70歳以上の高齢者では最も多く約3割を占めていました。

旅行のお伴にDiBlasi R30を連れて行くことで、今まで体力への自信になさからあきらめていた旅行ができるようになるのです。

誰もが家族一緒の旅行を楽しめるように!家族の笑顔を広げることが私たちの目標です

「だれでもが旅行を楽しめるようにしよう」というユニバーサルツーリズムにおいて、全自動折りたたみ電動カートDiBlasi R30を連れて行く、というちょっとした工夫を加えることで、より多くの人が再び旅行を楽しめるようになるのです。

03/22

DiBlasiの歴史

こんにちは、私たちがご紹介している電動カートのメーカー、イタリアのDiBlasiディブラッシ社の初期の歴史について、アルバムにまとめました。まずは、創業者ロサリオ・ディブラッシ氏。彼はイタリア空軍パイロットでもあり、優れたエンジニア・発明家でもあったんですよ。

創業者ロサリオ・ディブラッシ氏。彼はイタリア空軍パイロットでもあり、優れたエンジニア・発明家でもあった。

ロサリオ氏が搭乗していたSM(サヴォイア・マルケッティ)79トリトーリ。イタリア空軍の主要爆撃機として地中海で活躍しました。

SM(サヴォイア・マルケッティ)79トリトーリ

また、ヴァンケルエンジンというロータリーエンジンの理論的動作根拠を明らかにする研究発表をおこなうなど、優れた技術者であり、発明家でもあったのです。

ヴァンケルエンジンというロータリーエンジンの理論的動作根拠を明らかにする研究発表

ロサリオは、パイロットであると同時に、エンジニアとして、航空航路計算に用いる計算尺を開発しました。そこには彼の名前が刻まれています。

ロサリオ氏が開発した計算尺にはDi Blasiの名前が刻まれている

1940年代の終わりに、ロサリオ氏は空軍を離れシチリア島のシラクサにて農業を始めました。ライフワークとして折りたたみ式乗り物の開発にも取り組んでいましたが、当時のベスパやランブレッタなどスクーターのブームという時代背景を受けて、折りたたみ式スクーターのプロトタイプを製作しています。

指をくわえた男の子は、ロサリオ氏の息子で現在は顧客対応を担当しているカーメロ氏です。
Dibla(ディブラ)7と名づけられた電動折りたたみ三輪車

1960年代後半まで、折りたたみ式車両の開発は休止されていましたが、まったく新しいアイディアで再開されます。

それはDibla(ディブラ)7と名づけられた電動折りたたみ三輪車です。二人がゆったりと座れるソファーに車輪をつけたようなデザインで、はじめから電動カートとして企画されていました。

ソファーに車輪をつけたようなデザインで、はじめから電動カートとして企画されていました

Dibla7のプロトタイプは1968年のトリノモーターショーに出展され、イタリア政府産業大臣の訪問を受けるほど注目を浴びましたが、量産されるまでにはまだ長い時間が必要でした。

1968年のトリノモーターショーに出展されたDibla7のプロトタイプは、イタリア政府産業大臣の訪問を受けるほど注目を浴びた

DiBlas(ディブラッシ)は1970年代に、開発者からメーカーへと発展しました。それには2つの製品開発と、当時の社会背景が大きく関わっています。

1973年ミラノでの国際サイクル&オートバイショーで2つの新モデルが発表されました。当時は石油危機を背景に、イタリアでは「自動車のない日曜日」という、日本でのノーカーデーにあたる取り組みが盛んで、自転車のビッグ・バンとも言える大ブームの只中でした。展示会出展者は、会期の初日に在庫を完売してしまう状況でしたが、開発者として出展していたDiBlasは展示品の2台しか在庫を持っておらず、このチャンスを逃してしまいました。

折りたたみ式オートバイR2
折りたたみ式自転車AVIA

この経験をもとにDiBlasはメーカーへと生まれ変わります。1974年、ケルンで開催されたサイクル&オートバイショーに出展した折りたたみ式のオートバイR2は、当時の西ドイツで大ヒットとなります。この時からDiBlasi製品の80~90%輸出されるようになりました。多くの人に愛されたR2はドナルドダックを意味するPepalinoという愛称で呼ばれるようになり、今でもヴィンテージバイク愛好家の一種のカルトアイテムとなっています。

ドナルドダックと呼ばれドイツで大人気を博したR2

1972年、折りたたみ車両の革新的なアイディアが生まれました。折りたたむとサイズが小さくなる多関節四辺形のフレームです。国際特許を取得したこのアイディアは、折りたたみ自転車Aviaと折りたたみスクーターR2に適用されました。完全にオリジナルな機構と細部まで計算された2つのモデルは革新的なものでした。たとえば自転車のペダルには、簡単にすばやく折りたため、しかも安全に使用できる、世界で始めてのデザインが採用されました。これは競合他社からも高く評価され、その機構は現在でも世界中で使われ続けています。

長年に渡り、折りたたみバイクへの改善が続けられています。エンジン式折りたたみバイクの最新型はR7Eです。

*日本国内での取り扱いはありません。

折りたたみバイクは、走行性のの高さと折りたたみ時のコンパクト性から、キャンピングカー積載をはじめ、ボート積載、自動車積載、そしてレンタカーの配達、回収などさまざまな領域で活躍の場を広げていきました。

1974年に発表された、折りたたみバイクR7はイタリア国にでも高く評価され、州警察のヘリコプター搭載バイクに採用されました。

03/20

おでかけモニターを募集します!

「家族の笑顔を広げたい」これが私たちの思いです。

折りたたんでコンパクトに車に積み込めるDiBlasi R30を使って
親孝行してみませんか?

今回、実際に使ってみた感想をお伺いし、SNSで報告させていただくためにモニター様を募集します。福岡市および近郊にお住まいの方で、行楽やレジャーまたはお買い物等にR30を使ってみたいと思われる方へ、R30を無償で貸し出します。

応募要件:

期間は1~3日程度、美野島の事務所までR30の引き取りと返却をしていただける方。

お出かけ時の写真やレポートを書いていただける方。

(もしくは当方の同行取材をさせていただける方)

*モニター応募とご購入は一切関係ありません。ご安心してご応募ください。

対応可能期間:4/5~4/26

応募多数の場合は抽選で3名とさせていただきます。

ご興味のある方は、お名前、電話番号、希望時期、ご利用者さまお名前を明記の上、左上の「お問い合わせ」よりご応募ください。

03/14

バスツアーでR30をモニターしていただきました。

DiBlasiR30が、旅行に適した電動カートだと実証するために、今回、旅の漫遊様のご協力により、佐賀方面のバスツアーに初めて使っていただきました。

モニター様は、普段からジョイスティック式の電動車いすを使われている方。折りたたんで旅行に持ってゆけることでR30を使っていただくことになりました。

当日は、あいにくの雨降りだったので、屋外での利用は断念し、肥前浜宿での酒蔵見学でご利用いただきました。

モニター様には、スロットルレバーの回し加減でスピードが変わることを、すぐにご理解いただけたので、狭い場所ではゆっくり動くように操作されていました。ハンドル操作は不慣れなため、はじめは若干の戸惑いを感じておられるようでしたが、すぐに慣れていただきました。

途中、大きな段があるところでは、一度降りていただき、同行者がR30を折りたたんで移動させ、段を超えたところで、再び乗っていただきました。ボタンひとつで折りたたみ展開ができるので、こんな時にもとても便利です。

ツアーのほかの参加者にも関心を持っていただき、
R30の折りたたみ展開を驚きながら見られたり、興味津々で覗き込まれたりされました。
電動カートを使用しない場面では、ボタンひとつでカンタンに折りたたんでおけることもR30の特徴です。
バスへの積み下ろしは運転手さんにやっていただきました。
トランク内では、ずり動かないよう、バンドで固定します。

バスツアーに折りたたみ電動カートR30を使っていただいて、モニター様からは「自分で運転できて気持ちよかった。怖くはなかった」とのご感想をいただきました。

ご協力いただいたモニター様、株式会社漫遊様、ありがとうございました。

私たちは今後も、実際の旅行に使っていただくトライアルを重ねて行きたいと思います。

アクティブシニアをはじめ、外国人やさまざまな状態の方が、疲れ知らずに旅行を楽しめる「電動カートを活用したユニバーサルツーリズム」の普及を目指して参ります。

ご支援よろしくお願いします。